4画面の雑記帳

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シンデレラグレイ6巻を読んだ

マンガがうめぇんだわ

 

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www.shueisha.co.jp

 

昨日発売のウマ娘シンデレラグレイ最新6巻を読みました。

 

今回もめちゃくちゃ面白かった!激熱!!!!

 

物語は世界中から有力ウマ娘達が招待される日本主催のGⅠ国際競走「ジャパンカップ」編。まず注目株の紹介です。

〇海外枠

・「英国の貴婦人」ムーンライトルナシー

・「アメリカの巨人」ミシェルマイベイビー

オセアニア・チャンピオン「誇り高き美貌」エラズリープライド

・イタリア代表「欧州王者」トニビアンカ

アメリカからの「刺客」オベイユアマスター

 

〇立ち向かう日本勢

・「葦毛の怪物」オグリキャップ

・「日本最強」「白い稲妻」タマモクロス

・「100年に1人の美少女」ゴールドシチー

 

シチーの二つ名はそれでいいの...?他の子めっちゃ強そうだけど、、、

 

いいですねー。地方出身のオグリキャップが中央進出、重賞レースを経て遂には世界へ。THE 少年漫画。とは言っても世界級との競争が最終戦じゃないんですよね。道半ばにして世界を相手取れる強者達の物語。Fooooo!!!

 

f:id:Blog_4gamen:20220219202124j:plainさて海外勢が多数登場するだけあって冒頭から鬼のように英語が飛び交います。行動力抜群の藤井記者は突撃取材をかけに行きますが英語達者ですね~~~。イタリア語までペラペラとは優秀過ぎる。

探偵姿のベルノも英語でガンガン質問かけてます。君も優秀ね~~。あとショルダーバッグにシッポINしてるの可愛すぎるな???

やはり英語か。時代はグローバル。

僕?僕ですか?完全にオグリと同じ顔してました!!英語分からない!!!!!!!!!

 

 

気を取り直して本編の話を。

ベルノの調査もあって情報不足とされていたオベイユアマスターに曲者の香りが。50話最終ページの光景にはゾクッとさせられましたね。幾重にも積み重ねられた下調べよりも、光の中で不適に踊る姿よりも、ただただ床に垂れた影の濃さが恐ろしい。そんな印象深い1シーン。

そんなやり取りを横目にレース当日。1番人気のタマモクロスの情報を少しでも引き出そうとする報道に対して「うるさぁあさい!!!」と一喝するコミちゃんこと小宮山トレーナー。(自称)六平の一番弟子と言うだけあって迫力ありますね。多くの描写はまだありませんが、六平の若かりし頃がどんな感じだったのかがこの1コマで伺い知れた気がします(笑)

 

さてレースが始まると苛烈なポジション争いが発生。フィジカルモンスターの「巨人」ミシェルマイベイビーを別にしても、後方「貴婦人」も「誇り高き美貌」も涼しい顔して当たりが強い。フィジカル差がそのまま世界の洗礼あるある。バトル漫画かと思ってたらスポーツ漫画だった。いや、元からスポーツ漫画か...。

 

おしくら饅頭しに来たんちゃうねんぞと大外から仕切り直すタマモクロスに対し、削り切られたオグリが入れ替わるように失速。向こう正面の直線を越えレースは第3コーナーへ。中団の「欧州王者」トニビアンカが仕掛けると「日本最強」タマモクロスが "領域" で応える!

が!

全ての情報を支配する黒い影「WILD JORKER」オベイユアマスターが本性を現す!

 

やっぱりバトル漫画じゃねえか!!!見開き超カッコイイ!!!!

いや~震えますね、このコマは。トランプのカードになぞらえて「日本最強」のAce、「欧州王者」のKing、「貴婦人」Queen、「巨人」Jackの全てを覆すJoker。本人も認める不格好で不安定で不完全な "領域" 。そこに至ってもなおタマモクロス対策を怠らない。この時点であれば恐らくタマちゃん本人よりも、トレーナーのコミちゃんよりも、タマモクロスについて詳しく知っているであろうオベイユアマスターには好感持てますね。僕はこういうタイプ大好きです。

 

第4コーナーを曲がり終えて最後の直線勝負。もはやオベイユアマイスター vs タマモクロスの一騎打ちかに見えた所へオグリキャップ

 

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その構図~~~~~~~~お前お前お前~~~~!!!カサマツから中央へ移籍した初戦との対比だな!?対比だろ!?そういう事にしておこう!!!

 

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↑ GⅢ「ペガサスS」

 

この辺りは前回書いた記事で触れた範囲ですね(宣伝)。

4gamen-blog.hatenablog.com

4gamen-blog.hatenablog.com

 

上手側から下手側へ(マンガでは右から左へ)の動きはより素早く感じ、その逆では遅く感じる演劇的な技法。その粋を凝らした対照的なカットだと感じます。

ペガサスSでは現状のオグリが持つ業脚を遺憾なく発揮し、振り返った時には既に抜き去った後の状況。対して今回のジャパンカップでは今まさに限界を突破し、世界級に手をかけようとする瞬間を切り取った状況。動と静を綺麗に使いこなしてるの、本当にマンガがうめぇとしか言いようがない。

 

限界を越えようとしているオグリ迫真の表情をもって6巻が終了。次の7巻は5月発売予定か...。待ち遠しいですねぇ。楽しみ。

 

ひとまず6巻とても面白かったです。これからも応援していきたいと思います!

 

ではでは