要求水準が高い...!!
今日聞いてしまった恐ろしい現実なんですけど、最近の小学生って国際孵化でポケモンの色違い厳選とか普通にするらしいですね。聞きなれない言葉が2つほど出て来たかと思うので少し解説します。まず野生ポケモンや卵から産まれて来るポケモンの中には通常色とは異なるカラーリング=色違いの個体が一定確率で出現することが確認されています。初出はポケモン金銀のストーリー中で登場した怒りの湖に生息する赤いギャラドスですね。懐かしい!
ポケモンの数値的な強さは通常色と全く変わらないので、意味合いとしてはコレクション要素や愛着の問題と言っていいでしょう。僕もイベントで確定出現する赤いギャラドスを除けば金銀の時に野生で初めて遭遇した色違いポニータの事をよく覚えています。嬉しかったなぁ~。比較的最近だとウルトラサンムーンの時に卵から産まれた色違いラグラージなんかも覚えています。
さてこんな感じで自分としては偶然の出会いに魅力を感じるわけですが、お気に入りのポケモンの色違いはどうしても欲しいという人から色違いだけでPTを組みたい色厳選ガチ勢までスタイルは十人十色。そうは言ってもやはり確率の問題になってくるので色違いと遭遇できるかどうかは運と試行回数、つまりはプレイ時間がモノを言う部分は少なからず残るものです。
色違いが出現する確率の基本値はポケモンBW2までが1/8192≒0.012%、ポケモンXY以降は1/4096≒0.024%とそれなりにしんどい確率。そこからいくつかの条件を満たすと色違い発生率を高めることができ、図鑑を全て完成させるともらえるアイテム(光るお守り)で通常の1倍に加えて+2倍(乗算では無く加算)、冒頭で出て来た国際孵化をすることで卵から産まれて来る色違いポケモンの出現率はさらに+5倍され、通常の8倍である8/4096=1/512≒0.20%まで上げることが可能です。
金銀時代から比べると画期的に高い、、、がそれでも決して高くは無いなと個人的には感じます。
さてここまで説明を避けてきた国際孵化なる単語ですが、卵が発見される♂と♀の親の組み合わせがそれぞれ別言語のROM(例:父親が日本語ROMのピカチュウ、母親が英語ROMのピカチュウ)だと国際孵化扱いになり、生まれて来るピチューは色違いの確率が上がります。初代から一貫して片方のバージョンではコンプリートできず、通信交換に重きを置いているポケモンだからこその要素とも言えますが、遠く離れた世界中のトレーナー達と親交を深めようという発想ですよね。普通は。
しかしこの別言語ROMというのは何も海外で発売されたものを認識している訳では無く、言語設定がどの言語であるかのみで判断されます。つまり日本で買ったソフトを英語設定で遊べばそれは海外ROMとして扱われる訳ですね。前々からポケモン廃人たちは平気な顔して外国語のサブロムを扱ってきたというから恐ろしい。英語くらいならまだカタコトでも行けますが、全く読めない中国語やハングルなんかもポケモンはポケモンみたいな感じで進めていけるのだから記号性の勝利とでもいうべきか…。言語の壁を越えてしまうんですよね。
さて話はタイトルまで戻りまして今時の小学生の話。なんと今時の小学生はポケモン廃人でなくとも普通に色違いを求めて国際孵化厳選をするらしいです()
えぇ...。
聞いたところによると人気のゲーム配信系YoutuberやVTuberが色違い厳選を兼ねた雑談配信をするとかで、色違いの物珍しさが低くなってるんだとか。雑談配信という意味合いならゲーム内操作自体は単調なので向いているのですが、先ほどの最大まで高めた確率をもってしても卵1000個孵化させて色違いが出る確率は18%ほど。
ん~~~、僕には向いてないかな~~~…。
さらにちょっと違うなと思うのはサブロムまで全て自前で準備してきた往年のポケ廃と異なり、最近の小学生は外国ROMの親個体を配信者からもらったり親にねだったりするんだとか。親も困っちゃうでしょ...。
まぁこれも世代の差なんでしょうから逆流することは無いんでしょうが、僕はこれまで通り偶然の出会い重視でやっていこうと改めて思いました。あ、色違い煽りとか売買行為はダメですよ。自分の宝物で他人を殴るなー。想い出は大切に扱って行けー。
そんな事を思う1日でした。
ではでは