4画面の雑記帳

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バンナムフェス2nd 前夜祭 ~配信視聴時代の広告戦略?~

前夜祭と言う名のバンナムフェス1st公式配信。

 

 

明日からバンナムフェス2ndが始まるということで、今日は2019年に開催されたバンナムフェス1stの公式配信がありました。運営側としては 2nd のチケット販促に向けた宣伝になる訳ですが、長い期間と紆余曲折を経て公演に漕ぎつけた今回の2ndはある意味メモリアルな位置付けと感じています。

なんといっても 1st 開催時期は2019年10月19日, 20日。まさにコロナ禍突入前の最終イベントみたいなものでした。東京ドームを満員にした観客動員数5万人の有観客音楽ライブイベント。もちろん声を張っての応援コールが可能で、演者側ももっと声上げてこう!と観客を煽るパフォーマンスが当然のように入ります。ちょっと今現在のご時世では考えづらい光景ですが、これがわずか2年半前の事だというから人生どう転ぶかわらからないものです...。

 

この2年半で失ったものは計り知れませんが、状況に適応せざるを得ない形で大きく舵を切ったことで得たものもあるようです。その一例が自宅からのライブ配信視聴の一般化でしょうか。

コロナ禍前ではライブ現地会場にいけなかったりチケット抽選に漏れた場合、映画館を利用したライブビューイング(LV)という形式での視聴形態がありました。もちろんすべての公演がLV視聴できる訳では無く、劇場を借りる採算の都合が大きく関わってきます。極めて個人的な話をすると、最寄りのLV会場に向かうのでさえ1時間弱かかることもあり、10分で着くという都民のtweetを見る度によろしくない感情が芽生えたのも事実です(SNSとの付き合い方はよく考えよう)。

 

この居住地という動かし辛いハードルを取り去ってくれたのが自宅での配信視聴でした。現地の音響や存在感には遠く及ばないにしても、片道1時間かけてLV会場を往復することと比べれば多少チケット代が高くなろうがお釣りが来るくらいです。というか電車賃を考慮すると現状安上がりとなっています。

僕も製品コストに関わる部分で仕事をしていた社会人ですから、畑違いとは言え設備投資と回収・減価償却のバランスについて無知ではありません。チケット代がほとんど上がってないことを考えると、劇場貸し切りに相当な費用がかかっていたか、痛みをとってでもニューノーマルを迎えた時代の顧客獲得のために身を削っているかのどちらかでしょう。

多くの企業を吸収合併してきたバンダイナムコは自社配信プラットフォーム「Asobi Stage」を持っており、こちらの設備投資も少なくなさそうなので身を削っているんだろうなぁと…。ただ収録周りの既存設備という意味ではそんじょそこらの配信サービスを圧倒する高価な機材を大量に保有していますので、経営体力が続く前提ならば将来的な回収は十分見込めるかな?とも考えています。というか頑張って欲しいです…。

 

ライブの配信視聴で運営側をやきもきさせると聞いているのが配信チケット売り上げの見通しが立て辛いことだとどこかのインタビューで読みました。必ず観ると決めている人でもチケット購入が開演10分前だったりするとの事で、担当者の胃に穴が開きそうな姿が容易に想像できてしまいます…。今後は観ると決めたら早めに買ってあげよう。

逆に自宅にいようが10分前でも観るつもりのなかった人がチケットを買ってくれる可能性があるとも言えるので、開演ギリギリ直前まで宣伝をアプローチし続けて離さないのが配信視聴時代の基本スタイルになるんでしょうかね? 先月のシャニ4thでも開演前日の23時から特別生配信を実施、今回のバンナムフェス2nd でも開催前日に当たる今日の 1st 生配信は終了時刻が23時を越えていました。配信形式での特別対談など、イベント広告のスタイルや頻度もコロナ禍以前とは何もかも違うように感じます。

シャニ4th にしても今回のバンナムフェス2nd にしても数週間レベルで大々的な広告と特別対談配信などの小イベントで顧客を掴み続け、開催当日まで1日たりとも離さない。これを自社設備内で収録から配信まで完結させてくるのだから、バンナムがどれだけの力をもった大企業かが伺い知れます。大企業パワーすげーな。

 

そんな偏屈なことも頭をよぎりましたが明日・明後日は純粋に公演を楽しみ、共に作り上げる観客の1人として楽しんで来ようと思います。場所はZOZOマリンスタジアム。例によって関東内遠征です。

 

↑ ニコ生配信のプレゼント企画で当たったプロジェクトルミナスのTシャツ着ていきます。

 

 

バンナムフェス1st のチケットケースがペンライトケースに使えそうだったのでこっちも持っていきます。

 

天気予報はギリギリ雨を回避できるようにも見えますが、レインコートなどの雨対策は怠らずいきましょうかね。せっかくの遠征で泣きを見るのは嫌なので。楽しい時間になりますように。

 

ではでは