4画面の雑記帳

思ったことをつらつら書いてく雑記帳

日之下あかね「河畔の街のセリーヌ」を読んだ

時代と景色を観るマンガ。

 

  

河畔の街のセリーヌ 1 | マッグガーデン

 

日之下あかね「河畔の街のセリーヌ」を読みました。

舞台は19世紀フランス、パリ。主人公のセリーヌは仕事を探しに地方から上京してきたばかりの少女。パリで出会った老紳士の下で様々な職業に就き、その目で見て肌で感じた事を綴っていく職業日誌のような内容となっています。

このマンガを言葉で伝えるのがとても難しいのですが、スッと馴染むというか、そこに "在る" 景色や空気が自然と伝わってくる感覚があり非常に読後感の良い作品でした。

作品舞台となる19世紀のパリはまさに現在進行形で近代化を遂げようとしている最中で、華やかな憧れの対象でありながらもまだまだ田舎者が駆け込んで来たばかりの寄せ集めと言った所。いわゆる「おフランス」なイメージになる一歩手前という印象を受けます。

そんな日々変化の途切れない世相を本に残したいと考えたのは1人の老紳士・ルネ。しかしそれを実行するには主観や偏見、身分を排除した視座が必要でした。そこで出会ったのが主人公のセリーヌです。「月から来たようだ」と表現される彼女は表情が硬く不愛想に見えるため接客業が絶望的に不向き(に見える)という特性を持ちます。実際にルネがセリーヌを見つけたのがカフェのフロア担当をクビになった顛末を見ていたからでした。仕事ぶり自体は勤勉で偏見も無く、職を失っても腐らず次はどうするかとすぐに動ける点を買って老紳士が与えた仕事は「職業を体験する職業」という一風変わったもの。近代化を迎えたパリの様々な職業に日雇いで派遣され、その体験を文字に起こして報告するまでがお仕事となります。ポ○モン図鑑を集めて回って○ーキド博士に報告するスタイル(?)

 

歴史に疎いので実態がどうであったかは分かりませんが、少なくとも作品世界をセリーヌの視点で見て回るこの作品は不思議と居心地が悪くない。温かいだけの世界ともちょっと違うんですよ。マジで言葉が出てこないのがもどかしい。勤勉、かつ、よく人を見ている人の視点だなぁと感じます。

一番好きな話は百貨店案内員のお話。百貨店案内員とは何ぞやと言うのを本文から引用するとこんな感じ↓

『百貨店案内員。市民階級の人々を消費に導いた新たな職業。新興の中産階級者達は上流への強いあこがれを原動力として、この時代に現れた商業的大伽藍、百貨店で多くの買い物をした。当時はまだ買い物に不慣れな顧客達を導き、相応しい生活を教え諭しながら財布のひもを緩ませる...。それが歩合給のためにしのぎを削る販売員の姿である』

物は言いようですが、浮足立ってパリに上京した成り上がりに「お客様くらいの階級であればこちらのような物も必要かと...」って感じで購入を促すセールスマンって感じです。あ、これはめっちゃ嫌な書き方をしました。作中でもセリーヌは「必要だから買い物をするのではないのですか?」とド正論を述べますが、百貨店オーナーとも付き合いのあるマジもんの上流階級であるバロワン夫人・マリアンヌはこう返します。

「(不要なものまで買ってしまう)自分自身を律するのは確かに難しいわ。でもね、多くの商品を見て想像して...心を躍らせることは悪い事ばかりじゃないのよ」「常に階級に相応しい正しい振る舞いをしろと言われても、私の心がやらずにはいられないことは確かにあるのよ。新しい的な創造性が私の内で灯ったなら、それを放っておくなんて私にとって正しい振る舞いじゃないわ」

 

んんーーーーーーーー!ここのやりとりめっちゃ好き!!!!

セリーヌとマリアンヌの人物背景を端折って書き出してしまったため伝わらない部分は全く伝わらないのですが、このやり取りの後でマリアンヌの口からでた「情熱」という言葉は結構今の自分に刺さるものがあります。

「なんだか最近違和感を覚えていたのよね。ライフスタイルが変わって世界は広がっていくのに、活動的になるなといわれているようで。」

コスパだのタイパ(タイムパフォーマンス)だのと言われて久しく、あれはダメこれはこうと私生活でも職場でも制約の多い現代日本に必要なのはこういう俯瞰的視点なのかもしれません。僕自身も小規模ではありますが動画投稿という創作趣味を持つものの、世間で流行りのスタイルからは遠く離れていることを(稀に)コメントされたりすると滅茶苦茶凹みます。その正しさって僕にとっての正しさじゃないよね、って。マリアンヌ風に言うなら情熱が無いと立ちすくんでしまうものなんですよ、自分がやりたい事って! なんかそんな親近感のあるお話でした。

もちろん当時のパリにしろ現代日本にしろ中流階級以上で余裕のある暮らしをしている人がいれば、その陰には何倍もの数の人たちが余裕のない暮らしをしている事は分かります。でもそれだけにとどまって何かに心躍らせる余裕もなくなってしまうと先が無いと感じるのも事実です。人生ままならないねぇ…。

 

「河畔の街のセリーヌ」は1~3巻までで完結しておりますので比較的読み易い長さにまとまっています。少しでも気になった方がいらっしゃいましたら是非手に取ってみてください。百貨店案内員の話は第1巻に収載されています。

 

 

話は変わりますが「河畔の街のセリーヌ」を僕が手に取ったのは完全なジャケ買いでした。浅葱色の表紙の色合いとヨーロッパ特有の陽ざしの薄い感じが魅力的という理由だけで買ってみたもののコレは当たりでしたね。ジャケ買いはいいぞ!

で、最近ジャケ買いするにも機会がないよねという問題に着目した動きがあるので紹介します。

camp-fire.jp

『【漫画好きには堪らない!表紙買いできる新サービス】書店を眺めて気に入った表紙を購入する「表紙買い」をWEBでも楽しめる!漫画の表紙を発売日順に掲載したシンプルな情報サイトを作成することで売れ筋に埋もれて隠れてしまった名作漫画との出会いを促進します!売れなくて打ち切りになる漫画をどうか救ってください!』

 

要はアプリ上でマンガ発売日順にジャケット絵のみを乗せて興味のある作品に触れる機会を増やそうよという趣旨のアプリ開発、そのクラウドファンディングです。少額ですが僕も出資してまして、正式リリースしたら高頻度で利用すると思います。何と言っても「河畔の街のセリーヌ」の存在に気付いたのは最終巻となる3巻が発売されたタイミングでしたからね...。もっと前に気づけていれば応援で来たかもしれないという思いもあります。実は1ヵ月前から募集が始まっていたのですが、クラファンの募集締め切りが二日後に迫っている状態からの宣伝になります。一応本プロジェクトはAll-In方式なので募集期間中に集まった支援金の金額にかかわらずプロジェクトは実行されます。初期投資が集まらなくても開発は進むっちゃ進みますが何卒応援してあげてください。詳細は上のサイトリンクに載っています。

 

ではでは

完全に理解した()

理解したとは言っていない。

 

 

昨日に引き続き魔境E1-2に少しずつ挑戦してきました。先に結果だけ言ってしまえばまだ突破できていないのですが、無傷の北上様が魚雷カットインをぶち込めればネ改Ⅱでも400ダメージ程度与えられることを確認できただけでも良しとしましょう。ターゲッティングが上手くいくようにお祈りする感じでしょうか。上の画像では2番艦に吸われてしまいましたが、旗艦も随伴艦も硬さは変わらないのでダメージは同じはず。昼戦で少しでも削れていれば夜戦スナイプの目があると分かっただけでもだいぶ進展在りですね。心持ちとても楽になりました。

 

そして攻略中にドロップした新規艦娘「ふーふ」を早々にお出迎え。これで掘りに戻って来ることも無くなったので現状まだまだ余裕でプラス収支ですね。今日みたいな感じで1日あたり1~2回スナイプチャンスが巡って来るなら攻略も時間の問題かなと。ガンバリマショー。

 

ではでは

右の人

艦これ上手いですね…。

 

 

昨日から艦これイベント海域「船団護衛!輸送航路防衛戦」を始めました。その前段作戦第1海域であるE1【本土近海哨戒遭遇戦】に取り掛かっているのですが、そこら中から噂が聴こえてくる通りE1-2のラスダンが魔境と化しています。ネ改Ⅱx2の先制雷撃で色々と終わってしまわれるので何とか改善できるかなぁ...。右の人艦これうまくね?

流石に上の画像は下振れが過ぎた状態ではありますが、現状上振れしてもネ改Ⅱの2隻からうまくスナイプしてくれれば落とせるかも程度にとどまっています。うーん、燃費自体は悪くないので平日も少しずつ周回を重ねて試行回数を稼いだ方が楽そうでもあるのでどうしようかなー。軽空母2隻編成という案もあるらしいので試してみる価値はありそうです。回転翼機に特効が乗るんだとか。まずは情報収集からですかね。

 

夏という事で敷波ちゃんは浴衣modeに衣替え。さらに10周年記念ボイスまで追加されたので満足度高い~。E1札が付いた艦娘はE3の連合艦隊編成で再び活躍の機会があるとのことなので、うちのケッコンカリ艦である敷波には少なくともE1,E3で頑張ってもらう予定です。

惜しいくらいの勝負をさせておくれ...。

 

ではでは

力が欲しいか?

手に入れたかもしれない、空間圧縮能力。

 

 

実はここ1ヶ月くらい家事から目を背け続けてきた部分がありまして、日々最低限のことはしているものの仮置きと称してあらゆるものが積み上げられていく光景から目を背け続ける日々…。そんな物理的な山と化した物たちもそろそろスペース的な限界を迎えて来たので一念発起して片づけてやりましたよ、全て。

 

もうね、買ったマンガや小説は読んだ順に仮置き所へ押し込まれていくからタイトルも巻数もバラバラだし、じゃあ本来のタイトルの続きの場所へ収納しますかと思えば一気に何冊も追加するもんだから入りきらないんだなこれが。とりあえずタイトルやジャンル、本のサイズなどで分類して床に平置きするだけでもなかなか手ごわい。ふーん、やるじゃん(←誰?)

CD類は不織布の大型バッグに再収納するだけだったので時間はかかりましたが問題なし。サブスクやDL購入全盛期の現在においても可能な限りCDで買い揃えたい派なのでその分スペースも必要なんだよねぇ。そういう所の積み重ねが効いてるんだなぁと思いつつもそこは切り捨てたくない。CDジャケットやレーベル面を眺めるの好きなんですよ。基本的には収集型のオタクなので。

 

周囲の敵を片付けたので、小休憩を挟んでから本丸であるところの書籍整理に再着手。ざっくりですが200冊くらいある。軽くグロ画像…。しかも早期購入特典など本棚に入れるべきか悩むアイテムも複数出て来る始末で早速頭を抱えてしまいました。これをどうしろと???

しかしこういう時に活きて来るのが一人暮らしで家具を自由に改修できる点。我が家の場合はホームセンターで購入できる組み立て式の本棚を採用しているケースが多く、これらは棚の高さをある程度いじれる作りになっています。よくよく棚を観察してみると高さ方向にちょいちょいスペースが残っています。これを少しずつ捻出するとあら不思議、文庫本1冊分くらいのスペースが生まれてしまうんですね~。そこまで捻出できなくても、購入特典など小物を設置するスペースくらいは余裕で捻出できるため、収納力がぐんと上がりました。そのほかにも簡単な棚くらいならDIYで自作してしまうこともあり、部屋の空きスペースに小さな棚を1つ増設。これで何とかなるだろ~~~なってくれ!!!!

 

なりました。

 

人間やろうと思えばなんとかなるもんですね。スケールの小さい話ではありますが、ここまで溜め込んだものを1日で片づけられるとは思ってもいませんでした。作業中に古のシャニマス資料集enzaマガジンや1stライブのパンフレットなんかも出て来て1人で盛り上がってました(笑) ここで読み始めなかったのは偉い。高得点ですね~。

まだ陽も高かったので勢いそのままに自転車メンテナンス&台風に備えて部屋へ避難。なんなら汗かいたからそのままの勢いで風呂に入り18時には完全にフリーな状態へ。

素晴らしい、なんて素晴らしい1日なんだ。普段の土曜日とか起きたら15時とかアリエールのでこういう生活リズムを刻んでいきたいですね。まずはこのすっきりした部屋を維持する所から。ガンバリマショー。

 

ではでは

シャイニーPRオファーVo.2、投票するぞ!

ワイの回答はこれや!

 


先日よりシャニマスゲーム内企画「シャイニーPRオファーVo.2」の投票が始まりましたね。いわゆる投票企画ってやつでして、3回の企画に各3名、合計9枠を26人の中から選ぶという形式。他m@sでもやっている方式ですが、どうも団結して駆け引きをするのが肌に合わないのでシャニでは自分の考えた組み合わせで好き勝手投票していきますよっと。「推しの活躍が~」というよりも「お前の考えた最強のデッキを見せてくれ」っていう気持ちの方が高いので、皆さんの最強デッキを募集中です!

 

本企画のオファー内容はこちら↓

 

アニメ主題歌のオファーだそうで、漫画原作異能系バトルストーリーもの。企画書のどこを重視するかによってその人が考える「最強のデッキ」方針が大きく変わりそうですね(笑) 

本企画はVol.1~3までの連動企画で、1人のアイドルが重複受託はできないシステムになっています。ということでVol.1で採用された摩美々、甘奈、雛菜は今回と次回は対象外となり23/26名からの選択となっています↓

 

ちなみに前回Vol.1がコスメブランドからのオファー、次回Vol.3はストリート系ファッションブランドからのオファーとなっており比較的路線の被る子もいるかなーと。まぁ摩美々のことなんですけどね。

 

こうやって見るとVol.2のアニメ主題歌のオファーだけ毛並みが違うよなー。それだけ手広い仕事を取って来れる事務所なんだと考えればシャニPや努の手腕が見て取れるのでそれはそれでいいものですが、他m@sと比較すると283プロは現役高校生に大きく依存したバランスとなっており、ティーン向けのお仕事を取りやすい事務所とも言えるかもしれませんね。

 

ここまでの前情報を加味した上で4画面の考えた「最強のデッキ」をもう1度見てみましょう。

 

企画書の中で重視したのは「アツい楽曲」「クールながら熱のこもった歌」「技名などは叫ばない」の3つ。

僕自身は放クラPで果穂Pですが、アニメ関連の仕事だからと簡単に仕事を振るなと脳内シャニPからの警告を受信したため今回はパスで。放クラに来たお仕事だと言うなら「全力アンサー」がもうそれだけで答えに限りなく近いって言うのも有り、別の角度からお仕事を見たいと言うのが本音。

 

熱い曲に欲しいがちな低音を支える咲耶と愛依は確定で欲しい。「クールながら熱のこもった歌」というオーダーにも沿っているのでこの2人は譲れない。透は「VOY@GER」の実績評価と「only my railgun」あたりをカバーしてたら良いなっていうイメージでの採用。

youtu.be

 

同じVOY@GER組で夏葉も考えましたが、熱血に寄り過ぎそうなのでこちらもパス。「Give a reason」をイメージするなら夏葉で即決でしたが学園が舞台でもうちょいクールに寄せたいかなー...。悩みましたが今回は見送る方針で。

youtu.be

 

ちなみにクールさは全くありませんがひたすらアツいアニメ主題歌なら未だに「真赤な誓い」が僕の中でダントツの1位です。

youtu.be

真っっっ赤な誓いいいいいいいいいぃぃぃぃぃ!!!!!!!!!!!

 

ニコニコ弾幕が視える~~~!!

 

皆さんの最強デッキお待ちしております。

 

ではでは

黄金郷

そんなもの在りはしないのだ。

 

 

でも何だか少し涼しくなってきたようだ...。

 

 

サバクのネズミ団!改。 通常ルートクリアしましたー!!!ヒャッホウ!!

夜も遅いので感想などはまた後日。東の果てにエデンは実在したのだろうか...。

今はエクストラステージ的なやり込み要素で北へ向かっています。敵強すぎて変な笑い出ちゃったw

 

ではでは🐭

豪雨の隙間

駆け抜けて15 min.

 

 

今日はダブル台風の東側の影響を受けた豪雨の1日でした。前日までの天気予報は1日中強い雨と言われていたものの、実際には超強い雨と晴れ間が覗きかけるほどの天気が目まぐるしく入れ替わる乱天候。台風の影響を受けると普通の雨雲と異なり大きな粗密を伴った雨雲が形成されるため、な部分の豪雨っぷりが近年まれにみるレベルだったのかなーと。気象衛星の写真とかで分かり易く渦を巻くあの雲の波。あれを職場の壁越しに耳で感じ取りました...。

職場のデスクが一番壁側の通路を背にしているため外の音が聞こえてくることはよくある話ですが、大型トラックでも通過したのかと思うような轟音が鳴り響いたかと思えば豪雨が建物の壁を叩く音でした。人類の頑強な建造技術に感謝。

一番強い部分はおよそ5分、前後の雨雲ひと固まりを合わせても15分程度の極端な雨が何回通り過ぎて行った事やら。幸いにも自分の通勤時間帯は粗の方だったのでほとんど雨には降られませんでしたが、日中の密な時間帯に営業の人が渋々出かけていくのを見送った時はちょっと気の毒だったかも。そして入れ替わりで入って来た来客の方も天候に恵まれなかったなぁ...。これほど「お足元の悪い中」というシチュエーションもなかなかありませんからね。実りのある出張になってると良いんじゃないでしょうか()

朝には雨が上がる見込みなので明日は自転車通勤かなー。会社の周りに大きな水たまりポイントが何か所かあるので跳ね上げに注意しないと。

 

ではでは