4画面の雑記帳

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シンデレラグレイを4巻まで読んだ!

ウマ娘 シンデレラグレイ。1巻を読み始めたのが4日前でした。

4gamen-blog.hatenablog.com

 

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続きが気になり過ぎて買ってきちゃったよね!

 

4巻と5巻の位置が逆転しててゴメン…。あと背表紙が紅白で交互に並ぶようになってるんですね。背表紙カラーを切り替えるって結構珍しいな。インパクトある。

 

1日1冊ペースかな~とか思ってたんですが、話作りが上手すぎて4巻まで読み終えてしまった。これでも飯や風呂を疎かにしなかっただけ自分を褒めてあげたい()

 

そんなわけで4巻までを読み終えた感想なんですが、まずは激熱展開の連発で畳みかけられた!

地方トレセン(カサマツ)から始まったオグリキャップウマ娘人生(バ生?)は2巻にてカサマツの特待生フジマサマーチ、そして北原トレーナーとそれぞれレース結果でもメンタル面でも決着を迎え序章カサマツ篇を堂々完結。そこから間髪入れずに3~4巻の第一章 中央編入篇へ突入、息つく間もなく第二章 白い稲妻編へと続く。

 

ここまでたったの28話。

え、マジ? 何この密度…。

漫画としての総合力はもちろんの事、特に情報圧縮力と画角の取り方が上手すぎる。

 

まず情報圧縮力と言ったのはざっくり言って漫画のテンポが良いと言う部分。

スポーツ漫画によくあるトーナメント勝ち抜きで1試合ずつをきっちり描くタイプと異なり、一番魅せたい重賞レースだけに絞って他の部分は大胆にカット。ゴールの瞬間だけを切り取ってみたり、新聞の記事だけで終えたりと表現方法は様々。さらに場面転換もあっさりしていて、基本的にはトレセンとレース場の移動描写なんかは一切ない。

ここで上手く機能しているのが中央トレセンの存在で、3巻冒頭の六平の台詞「ウマ娘にとって必要な物・場所全て揃っている。ここはそういう学園だ」が全てを可能にしているように思えます。

 

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日常生活もトレーニングもトレセン内で完結。ライバルも話のキーマンも全てトレセン内にいる(例外:藤井記者)。トレセンの施設内容も六平の説明と共に僅か1ページで終わらせたため、これ以降はページを喰われることも無く、移動描写すら必要ない。すんなりやってのけてるけど、こんなにテンポよく構成された漫画はそうそうないですよ!?

こうした場面転換を最大限に活かしてきたのが第一章のクライマックスにあたる日本ダービー。第一章では中央への移籍と共に、規定上の問題で国内最高峰とも呼ばれる「日本ダービー」を含むクラシックレースに出場することができない問題から始まる。この規定を覆そうと3巻を丸々使って熱いドラマが展開され、腰の重い重鎮がいよいよ動いた!ライバル達も続々と出走準備へ入り、主人公オグリキャップが最後に入場!うおぉおおおお!4巻は奇跡の日本ダービー出走だ!!!!

 

と思っていました

 

実際4巻冒頭では激戦の日本ダービーが展開されます。しかしそこにオグリキャップの姿はなかった。正確には日本ダービーと重なるように、別のレースに出場していたオグリの姿が重ねて描かれました。

ここまでテンポ重視でバッサリ切り落としてきた場面転換がクライマックスシーンでこうも最高の仕事をしてくるとは...。叙述トリックと言えばそうなんだけど、有り得たかもしれない if 世界線のお話しであること、単行本の区切りまで使って盛り上げてきたことなどを考慮すると最高の魅せ方をしてきたなぁ...と唸ってしまいました。

僕自身の話で言うと、3巻を読み終わって日本ダービー編の熱が最高潮を迎えた所で夕飯を含む家事諸々を済ませた後に「さぁ読むぞ!」って感じで4巻を読み始めたので「ぉぁぁぁ...」みたいな変な声出ちゃいました。

1話ごとに盛り上がりを作る週間連載の構成・魅力的なコマ割もさることながら、単行本の区切りを意識した漫画全体の脚本構成がマジでうまい。ド迫力のレース描写はもちろん激熱だが、そこに集中させるための多彩なテクニックが読み専の自分にも伝わってくるほどにうまい。そう感じました。

 

 

次に画角の取り方。

これもヤバい。特に読んでて凄いと思ったのが芝の存在。

1~2巻の地方レース場ではダート(砂)だった所が3巻以降の中央では芝コースに変わる。これを印象付けたのが3巻20話の見開きページ。

 

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空が高い...

 

このシーン、仮に下数cmをカットして芝を描き込まなくても空の高さは表現できると思います。ただ、手前に描かれた芝があまりにもくっきりと描かれており、さらにその芝も奥へ行くにつれて小さく・密になっている。これ広角レンズ使って煽りで撮ってる写真じゃん!心の中のカメラ小僧が大歓喜した瞬間でした。作者のこだわりを滅茶苦茶に感じます。

 

芝が奥行き方向の情報として使われているシーンは結構ありました。一例をあげるとこんな感じ ↓

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レース前なので疾走感こそありませんが、しっかりと奥方向へ歩いていくのがわかります。レース中の奥方向への加速は風で表現されてましたね。

 

これらとは別の効果を狙ったと思われるコマも。

 

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まだレース前のコマとは言えレース用の望遠レンズで撮ったのでしょうか?こちらの芝は奥方向がボケていて被写界深度が浅くなってます。やだ、こだわりが怖いわぁ~(褒め言葉)

 

さらには土ごと芝を蹴り上げてオブジェクトとすることで空間を埋める構図まで登場。

 

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右ページを情報で埋め尽くし、左ページにはオグリの超前傾姿勢でぽっかりと空いた空白による素早さ・短時間の表現が効果的に使われてますね。芝さん大活躍じゃないっすか...。

 

 

とまぁこんな感じでシナリオ以外の部分でも勝手に盛り上がりながら読みふけってしまったウマ娘 シンデレラグレイ、最新5巻はさっそく明日にでも読もうと思います。夜更かしして読まないだけ褒めてくれ(もう2時だけど)

 

今後の展開まで含めて楽しみ!

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ではでは