4画面の雑記帳

思ったことをつらつら書いてく雑記帳

鳴海アラタ「環境測定員さん」を読んだ

こんちは~でス!!!

 

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鳴海アラタ「環境測定員さん」を読みました。

先に懺悔しておくとジャケ絵の褐色悪魔幼女と煽り文句「人間に助けられた悪魔の少女の恩返し!」でジャケ買いしました。褐色幼女は健康にいい…。

 

懺悔によって色々と許された(?)ところで感想など。

まずは主人公、表紙手前に描かれている褐色悪魔幼女のタマキつむぐが最高に元気可愛く動き回っている姿がいいですね!キャラ造形も満点!

環境測定員さんが来ると心の環境が良くなるなぁ~~。元気な子がのびのびと街に愛されつつ活躍する話は何度摂取しても良いモノですね。この作品のストーリーで特に気に入っているのは「改善提案はするけれどその後の判断は相手に任せる」という環境測定員の仕事に誇りをもって全力で向き合っている点でしょうか。どんなに自分が良いと思っているプランがあったとしても相手の判断を無視して押し付けるようではうまく回らない。それを教えてくれたのはかつて地上で悪魔の子供の環境を良くしてくれた「ボス」の理念にあります。

 

良いことをすると良いことが返って来る。

 

現実世界では理想論だと切り捨てられるかもしれませんが、創作の中くらい理想論がまかり通っても良いんじゃないかなと。優しさが巡り巡って返って来るにはひとりじゃダメで、必ず相手がいないと成り立たない。すぐにできるような軽い仕事でも無いので、仕事に誇りを持って見守ってくれるボスがいて、見守るべき後輩がいて、ボスの代から築き上げてきた信頼関係で成り立っている街のお得意さんがいる。

そういう温かい世界が最小限の登場人物でコンパクトにまとまっている良い作品でした。ジャケ買いはこういう出会いがあるからやめられない(笑)

 

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心あたたまるストーリーと褐色娘を求めるあなたにお勧めです!

 

ではでは