4画面の雑記帳

思ったことをつらつら書いてく雑記帳

アニメ「推しの子」5~7話を観た!

怖すぎて泣いちゃった...。

 

 

昨日に引き続き今日もアニメ「推しの子」を観ています。全11話中の5-7話ですから構成的には折り返しと言った所でしょうか?

超拡大90分の第1話が導入編(過去編)、2-4話がかなを中心とした話とすれば、5-7話は恋愛リアリティショー編。物語は依然としてアクア視点で進みますが、丸々3話かけて大きく描き出されたのは新キャラクターの「黒川あかね」でした。

先の展開を知らなくても分かるぞ!こいつは病むっっ!!!

 

 

マジで病んじゃったよ。マジのガチで…。

 

 

ふー、危ない危ない。シャニマスで耐性つけて無かったらこっちのメンタル病んじゃうところだったわね。あー、でも逆の立場で推しの子からシャニマスに入って来てくれた人も同じこと言ってそう()

このアニメはめちゃくちゃ緩急のあるテンポの良い構成になってまして、その構成力の高さは第1話からバチバチに感じ取っていました。緩い方はこんな感じ↓

 

しかし、今回の恋愛リアリティショー編ではネット炎上という過去の人類史に類を見ない速さで燃え広がるSNS時代の病理描写で「急」を、焦りと孤独で内側へ落ち続けて時間感覚も自他境界もあやふやになえい身動き取れなくなってしまった炎上主サイドの描写で「緩」というか「止」を描くエグすぎる対比構造にヒンヒン言いながら観てました…。

僕自身にネット炎上経験はありませんが、ネット関係でトラブったことはあります。そして何より現在は緩解した(症状が治まった状態)とは言え完治という概念の無いうつ病患者ですので、内側へ落ちていく独特の感覚は言葉にするよりも絵で見せられるよりも理解してしまっているかと思います。うへぇ、創作だから良いもののリアルでは二度と味わいたくない…。

6話のラストで投身自殺未遂に至ったあかねですが、あれを背後から取り押さえたアクアはガチの医療プロ(前世)ですね。状況的に後ろからしか手を出せないやろ~~~っていう突っ込みは置いておくとしても、パニック状態の人間に対して正面から取り押さえるのはタブーというか危険行為なんですよ。パニック状態の人間って体格差なんて無かったかの様な馬力が出てしまうので。僕はマリンスポーツやっていたので水難事故の場合は絡みつかれて救護者もろとも溺れるからという安全教育も受けていますが、地上でも後ろから羽交い絞めにしたあの描写はマジで正しい。最悪の場合チョークスリーパーで気絶させるのも訓練を積んだ人なら十分に有望な選択肢になります。実際に7話冒頭であかねの頭に手をかけて会話してますが、あれ錯乱状態が続いてたら落とすつもりだったんじゃないでしょうか? うーん、理由あってアイドル()

 

ここから入れる保険ってあるんですか?ってレベルのドン底まで落ち切った状態から盛り返す構成力の高さは原作・アニメスタッフ共に強いんだろうなーと。7話終了時点でここまで綺麗に切り返すかー!という爽快感はあったものの、そこに待っていたのがシン・あかねちゃんとも言うべき突き抜けた努力家(?)の姿でした。

 

んーーーーー、既視感(デジャヴュ)!!!!!

 

これは紛れもなく赤坂アカ先生!!!!

かぐや様は告らせたい」の男主人公である白銀御行の部屋は完璧であろうとする狂気の部屋。キャラクター的にはこういう狂気の努力家は大好きなんですけど、怖すぎて泣きそう(2度目)。

そして黒川あかねは女優であった。しかも劇団界隈では天才として知られるレベルで作りこめるほどの天才。

 

こんな顔してたアクアが

 

!?

 

 

こんなんなっちゃうくらいには天才でした。

 

 

第1話ラストで歪ながら芸能界への接触を目指し、ここまで完全にアクアの掌の上で進んでいたシナリオだっただけにこんな形でぶっ壊しに来るだなんて思ってもいなかったわよ! いいぞ!お前の沼はすぐそこだ!

 

マジで先の展開を知らないのでMEMちょがどういう経緯でユニット加入するのか気になる所ではありますが今日はここまで。いや、本当に面白いわ。アクアがこのままキザなキャラで終わってたらどうしようかと思ってた。

裏方で編集できる人間と表を張れる人間のコンビは強い。

 

でも編集はマジでキツいぞ!!!!

 

明日も続きを観ようと思います。

 

ではでは