4画面の雑記帳

思ったことをつらつら書いてく雑記帳

紙書籍派?電子書籍派?

マンガは紙派。論文は電子派。

 

 

今日はライブ後の荷物を整理したついでに家の中を片付けて回ってました。家の中はそこそこ片付いてる方だと思いますが、単純に物が増えてきた感は否めませんね。

特に本棚の収納力が限界に近付いているのでブックオフ行きの物を選別。ジャケ買いで当たりを引いた時の快感は大きいけれど、当然ながら自分には響かなかった物も多くなるのですぐに山積みになってしまうのは考え物です。

電子書籍に移行するのも考えましたが、紙の本と電子書籍は用途が違うように思えます。自分の場合は圧倒的にマンガを読む量が多いのですが、マンガ1つ取ってみても紙版と電子版では目線の移動が全く違ってきます。

これは持論というかたまに感じたことをまとめた感覚論なのですが、縦書き・右綴じのマンガ文法に対し、電子書籍を読むための媒体(PCやスマホ)は通常横書きで扱うことが多く、書籍で言うと横書き・左綴じの文法がマッチしているように思えます。どうしても最初に画面左上に視線が向いてしまうため、視線誘導が不自然になりがち。元々右綴じで書かれた紙の書籍をそのまま電子版にした時の違和感はこれなんじゃないかなぁと…。

従来型の縦書き・右綴じのマンガではコマ割りの中に舞台や映画などで培われてきた上手側 / 下手側 の区別による時間経過や優劣差の演出を無理なく組み込めますが、視線誘導が効かないとなると「面白い」と感じるかどうかさえ変わってきてしまいます。そういう意味で紙媒体をそのまま電子媒体に移植するのは限界があり、電子媒体に適した文法・構図を模索しつつ、頭を切り替えて読んでいくしかないんだろうと言う諦観も...。可能ならばマンガは紙で読みたいなぁ。

 

一方で論文などの文字情報をインプットしたい時は電子媒体の方が圧倒的に便利です。これも不思議なのですが、自分が同じ論文を紙に印刷したものと電子媒体で表示したものを読む場合、電子媒体の方が異常ともいえる速度で読み進められる実感があります。読むと言うより単語を目で追ってる感じに近いでしょうか?伏線などを気にしなくても良いデータの塊である自然科学論文を読んでいても(文字列検索など無しでも)電子媒体の方が高速で読み進められるのは自分の癖なのか一定の傾向があるのか気になります。頭が行間を読もうとしていないモードになってる説はあるかも?

 

文章ではありませんが、映像作品の倍速視聴や10秒スキップ視聴に触れている連載があるので参考に載せておきます。

 

gendai.ismedia.jp

 

この連載記事は結構気になっていて、第1回から最新の11回まで毎回読み応えがある内容となっています。

 

 

記事タイトルは煽り過ぎ感もありますし、記事の内容に同感するかは別としても、連載中で度々比較されるZ世代の「若者」とそれ以前の「年配世代」の傾向差は考えさせられるものがあります。自分は区分の上では青年期にIT革命を経た「ミレニアル世代」に該当するようですが、連載の中で言うとギリギリ「年配世代」寄りの思考かな?わからんではないけど積極的に倍速視聴をしたいとは思わない派。それはもはや仕事なんよ...。

デジタルネイティブと言っても生まれた時から「ADSL以上のネット環境がある」と「スマホが常備されている環境」では違うでしょうし、今後の連載の行方が気になります。ネイティブという文字通り、生まれ育ちながら獲得した母語の文法が違うのだろうとは考えていますが、その文法は後天的学習で獲得できるのでしょうか?

今現在の電子媒体マンガに慣れない自分が今後加速していくであろう電子化の流れに付いていけないとなると寂しくなるので、どこかのタイミングで上手く馴染んでいきたいものです。

 

ではでは